白馬④(白馬山荘)

やっとこさっとこ白馬山荘に到着。

白馬山荘、人が多くて活気があります。

山荘玄関に入ってビニール袋に靴を入れ、部屋まで持っていきます。

部屋は畳敷きの個室!ツアー参加者の女性陣だけで一部屋です。これは嬉しい。HPを見ると、7人用個室というものに該当するよう。

部屋に着いたら既にみっちりと布団が敷いてありました。枕は鑓温泉小屋と同じ高い枕で、布団の柄も鑓温泉小屋と同じ。でも布団はふかふかです。

とりあえず頭痛薬飲んで、荷物の整理などして夕飯の時間まで待ちます。

夕飯の時間になったので、食欲はないけどツアー仲間と食堂へ。

事前に渡された食券の夕食分を切り取って食堂入り口で渡し、お盆を取って、調理場の前まで行き、夕食を受け取ります。社食とか学食みたいなものですね、メニューはみんな同じだけど。夕食を受け取ると、小屋の係りの人がそれぞれのグループごとに座るテーブルを指示して着席、食事開始です。

やはり食べる気になれず、しば漬けとお味噌汁を2杯飲んでみましたが、胃が受け付けません。念のため、エチケット袋を持ってきておいて良かった。

そのまま早々に食堂を後にして部屋で休んでいましたが、しばらくすると体調が安定してきたので気分転換のため、山荘内を散策。

白馬山荘の歴史を紹介した部屋があって、携帯のつながるエリアのマップや花の時期が記されたファイルが置いてあります。白馬山荘にいろいろと変遷があったのだなと感慨にふけったり、かなり昔の大雪渓を登っている記録写真に驚いたり。

読書室もあって、漫画や雑誌が置いてあります。「JIN-仁」を読みたかったのですが、ちょうど1巻を他の人が読んでいたようで、読めず。

お手洗いは嫌な臭いもなく、気分良く使えます。流しにはそこで使ってよいハンドソープ(?)が置いてありました。

そして気になって何度も前を行ったり来たりしたのが、昭和大が開設している山荘内の診療所。「扉を開けずにノックして、スタッフが出てくるまで待っていてください」と書いてあって様子が分からないし、診療時間も書いてない。行きつ戻りつしつつもノックできず、部屋に戻りました。

部屋で栄養補給のためアミノバイタルともらったポカリスエットを飲んでいると、夕食後スカイプラザで飲み食いしていたツアー仲間が戻ってきました。「診療所があるからみてもらった方が良い」、「ダイアモックス貰えるかも」、としきりに勧めます。もう20時になってしまうし、閉まっているんじゃ、と思いましたが、背中を押され、診療所の扉を叩いてみました。

すぐに学生らしき若い医療スタッフの人が出てきたので、「頭痛と吐き気がしていたけど、頭痛は頭痛薬を飲んだらほぼ治まり、吐き気も吐いたらほぼ治まりました。でも、夜と明日が心配です。」と症状を訴えました。すると症状を聞き取った医療素スタッフの人がいったん診療所に入っていきます。ピッタリ扉を閉めているので、中の様子は伺えません。

そして医療スタッフの人が再度出てきて「高山病の症状と思われるので、飲酒はしないで、ポカリスエットをたくさん飲んでください。」とアドバイスをもらいました。症状はかなり軽くなったので、処置するもないので医療アドバイスだけなのでしょうね。それでも夜中に症状が悪化したら怖いので、診療時間を聞いてみると、24時間対応だとのことです。一安心。

2日目は1日目よりも寝られず、「眠れないから乾燥室に置いてある衣類を取り込みに行くか。」と夜中の0時ごろ起きだしました。途中、診療室の前を通ると、なんか、中で盛り上がっているぞ。宴会か?

翌朝ツアー仲間に話すと、「ああ、飲食物たくさん運び込んでいるの見た~。」

医療従事者って、ほんと元気だなあ、と思った白馬山荘の夜でした。

 

 

白馬③(ネガティブ2日目、白馬山荘まで)

8月上旬白馬三山縦走2日目は、終始良い天気の中の登山でした。

途中までは快調でしたが、その後は・・・。ネガティブ2日目始まりです。

 

2日目は白馬鑓温泉小屋から白馬鑓ヶ岳、杓子岳を登って白馬山荘に行く、休憩含まず約6時間の行程です。

鑓温泉小屋からほどなくして急登。鎖場が続き、慎重に足を運びます。後ろの方にいて気づかなかったのですが、後で聞いたところによると同ツアーの男性が鎖場で足を滑らせ、少し落ちたそうです(怪我は無し)。

鎖場を過ぎて延々と登りが続きますが、周りの景色が良い!雪渓のそばを登っているので、登っていても汗だくにならず涼しい!ピンク色の花を見つけたからイワカガミかと思いよく見ると、コマクサが咲いている!「天然クーラーだ」「こんな景色のところ、本当に自分が来られるとは思わなかった」と楽しみながらツアー一行は登っていました。

かなり登ったなと思ったら7:40頃、大出原に出ました。チングルマ、イワカガミなどお花がたくさん。ロープがはってあって、ルートを外れてはいけないということらしい。ここで小休憩。

花に癒され、進んでいくと、9:10頃、目の前に紅がらがまかれた緩い傾斜の雪田がどーん!と出現。ちょっと待って、雪は昨日で終わりじゃなかったの?

一行を率いるツアースタッフの登山の先生が雪田を行って戻って、キックステップで登れると判断し、軽アイゼンはつけません。慎重に登って、登り終えて振り返ると、迷いの無い足取りで雪田をすごい速さで登ってくる人を発見。軽装で水だけ持っている、若い女性のようです。

結局、ツアー仲間が全員登りきる前に軽装の女性に追いつかれました。件の女性は鑓温泉小屋のスタッフの方。「久しぶりに良いお天気になったので、天狗平の方まで時間内に行けるところまで行こうと思って」と爽やかな笑顔です。山に若い女の子がいるといいな!・・・って、燕岳でも思ったな。

白馬鑓ヶ岳に登る前の開けた所で昼食。

さてさて、出発前に水を入れて仕込んでおいたアルファ米はどんな感じかと見てみると、ふっくらずっしりとして食べごろになっています。きのこご飯を持ってきましたが、山で食べるにはもう少し塩気があった方が良いと思いました。聞くところによると、ちらし寿司やおこわ系のものが美味しいらしい。一方、小屋で幕の内弁当を頼んだ人によると、「やっぱり山で食べるのはおにぎり弁当が良い!」そうです。中身見せてもらわなかったので、どんな内容の幕の内弁当か分かりませんが・・・。

白馬鑓ヶ岳はザレた道を登り、ザレた道を下ります。「これは、コンクリート屋さんが喜びそうな場所ねー」って、そんな冗談言ってるツアー仲間もいましたが、こっちはそんな余裕ないから!ザレた道の下りが苦手なんだよ、しかも急坂で転げ落ちそうなんだよ。

何とか白馬鑓ヶ岳を下って、次は杓子岳です。巻き道があるので杓子岳を登らなくても、白馬山荘に行けます。杓子岳の登山道もザレています。砕石を盛って作った山という感じ。ここで杓子岳に登る人と登らない人に別れました。もう来ないかもしれないかも記念にと思い、登ったのが運の尽き。登りはいいとして、下りは「来るんじゃなかった」と心の中で後悔しきり。

杓子岳を下ってきたら、白馬山荘に続く稜線上をゆっくりペースで登っている、杓子岳に登らなかった組が見えました。向こうもこちらが下山してきたことに気づいたらしく、手を振っています。杓子岳に登った組は、白馬山荘に着くまでに、登らなかった組に追いつこうとしたのかな、丸山までのペースが速かったです。

そんなハイペースの中、丸山に登る途中で息が苦しくなりました。先頭のツアースタッフさんに訴えても単なる弱音と思われペースは変らわず、ツアー仲間は力強い足取りでそれに続いています。わたしも必死で歩いていましたが、ガンガンガンと脈打つような強い頭痛と吐き気がしてきて、もう駄目だ!と思い、足を止めて後続のツアー仲間に道を譲ることに。ツアー仲間が異変に気付き、先頭のツアースタッフさんにストップを呼びかけてくれました。

ペースダウンしたり深呼吸したりしたものの、症状が出てしまった高山病は収まりません。珍しいクロユリが咲いていても撮る気もおこりません。白馬大雪渓に下る分岐のところで、あとは危険個所がないのでツアー仲間は先に白馬山荘に向かい、わたしはツアースタッフさんにザックを持ってもらい、ゆっくり登りました。

燕岳でも軽い症状が出たので気をつけて水分多めに取ったり、塩飴舐めたり、エネルギーもちゃんととって、燕だけツアーで教えてもらった五苓散という漢方を数日前から飲み続けていたのに、症状が出てしまいました。ハイペースに高度順応しきれなかったのが原因だと思いますが、体質のせいもある気がします。ふう・・・ミウラドルフィンズの富士山テストを受けた方が良いかもしれません。

 

 

白馬②(鑓温泉小屋)

8月上旬、白馬三山縦走1日目の宿泊先は、白馬鑓温泉小屋。

残雪が多くてオープンが遅れたとか、天候不順でヘリが飛ばず食材が不足するとか、やっとヘリが飛んで食材が確保されたとか、行く前から不安一杯だった白馬鑓温泉小屋。

さすがに17時を回っていたので、他の登山者はかなり前に到着済みで、ゆったりくつろいでいました。

屋根がある屋外にカッパを干し、見ると、水の代わりにチョロチョロと温泉水が流れています。これで洗って大丈夫だろうかと心配になりつつ、泥だらけの靴をサッと洗って、部屋にGO。

2段式の小屋で、上段は同じツアーの男性陣、下段は女性陣。通路を挟んだ反対側は関西弁の女性の団体が既に入ってました。今回の小屋の就寝場所もそんなにキツキツではなく、いい感じ。

夕食前に身支度整え、目指すは温泉。露天風呂は混浴で、水着を着て入る女性もいるそうですが、ツアー仲間の女性は誰も露天風呂に入りませんでした。時間帯によっては露天風呂も女性専用になりますが、そこまでして入る気力は既になし。

女性専用内風呂は屋根付きで囲いで覆われた簡易なもの。脱衣所からすぐお風呂で、もちろん洗い場はありません。もっと小さい浴槽かと思っていたら、女性4人が入っても余裕がありました。源泉かけ流しのお風呂です。「いいお湯!」「こんな山の上で温泉に入れるなんて贅沢だね。」と言いながら、ゆったりお風呂に浸かりました。

お風呂が終われば夕食です。

ヘリコプターが飛ばなかったらカレーだけ、ライスは無いと言われてました。が、無事ヘリが前日に飛んで確保された食材で提供された夕食は、半熟スクランブルエッグがのったハヤシライス、お味噌汁、ブロッコリーやプチトマトなどの野菜やカットフルーツ(オレンジ)、コロッケ(メンチカツかと記憶していたのですが、ツアー仲間多数がにコロッケだったというので、コロッケということにしておきます。)などでした。

どれも美味しい!コロッケはサクサク、お味噌汁は五臓六腑にしみわたり、ハヤシライスは明日への活力を養ってくれます。生のフルーツが出てくるとは思わなかったので、これも嬉しいポイント。満足の夕食でした。

明日の行程が長いので、夕食が済んだら明日の準備が終えて、さっさと就寝です。ガスが出ていて夕陽もきれいに見えず、満天の星空も望めそうにないし、明日は5:30朝食、6:30出発予定ですから。向かいの関西弁女性グループは既に就寝しています。きと私たちより出発が早いのでしょう。さっき夕飯を食べ終えたと思ったら、明日のお弁当を小屋のスタッフさんが届けに来ました。行動食多めに持ってきたので注文はしませんでしたが、幕の内弁当だそう。

さあ、寝ようと思うのですが、鑓温泉小屋の敷布団は薄くて背や腰が痛い・・・。枕は高くて違和感があります。うつらうつらして寝ては覚めてを繰り返し、午前1時ごろでしょうか、半袖で寝ていると寒くなってきました。それに用をたしたい気もする。

足元の棚に吊るしていたカッパの上を羽織り、ヘッドランプの明かりが漏れないように手で押さえてソロソロと出ていきます。鑓温泉小屋のお手洗いは小屋の外にあります。簡易水洗で、息を止めたくなる、進んで使いたくないお手洗い。

お手洗い使いたくないと重い気持ちを抱えながら小屋の外に出ると、夜空に星がいっぱい。寝ぼけまなこで見ても、すごい!到着時や就寝前はガスがかかっていたので、こんな星空を見られるとは思いませんでした。これは小屋の中にお手洗いがあったら、気づかずにいたもの。小屋の外にお手洗いがあるのは不便ですが、思いもかけず満天の星空を拝めて嬉しい。

4時には向かいのグループが出発に向けて起きだしたので、釣られてこちらも起床。まだ夜明け前ですが、ほのぼのと明るい。支度を整えていると、小屋の窓からご来光が見えました。窓が開き、「外に行かなくても、ここからご来光見られて便利だね。」とツアー仲間と盛り上がりました。

朝食をもりもり食べて、済んだら集合して準備体操。出発前から青空で、周囲の山がきれいに見えます。

登山日和になりそうな2日目、6:30前に出発です。

 

 

白馬①(鑓温泉まで)

8月上旬に白馬三山縦走ツアーに参加してきました。

一人参加でしたが、以前のツアーでご一緒した人が参加していたり、基本一人参加の人ばかりだったりしたので、ツアー中、不安になったり寂しくなったりすることは全くなし。

2日目、3日目は疲れ切って、もう白馬はこりごりと思いましたが、喉元過ぎれば熱さ忘れて、また行きたいと思い始めてます。これが山の魔力。

 

東京駅から新幹線に乗って2時間弱で長野駅に到着し、バスに乗り換え11時前に猿倉に到着。

猿倉荘から白馬鑓温泉小屋までが1日目の行程です。

猿倉荘でくつろいでいる人から「これから登るの?遅いよ!」と忠告されましたが、東京朝発の団体ツアーではこの時間になってしまうのです、というのは燕岳ツアーでも思ったな・・・。

小雨が降ったり止んだりだったので最初からカッパを着て出発。やはり最初からカッパを着ていると暑い・・・。

最初は普通の登山道。近場をハイキングしてきたらしきグループと何組かすれ違います。

道々、やたらと大きな葉っぱだけになったミズバショウが至る所にあります。ミヤマキンポウゲや黄緑色になったキヌガサソウも咲いています。黒っぽいエンレイソウの実やブルーベリーのような色合いのサンカヨウの実がなっていて、「食べられるのかな」とツアー仲間と話したり、まだまだ余裕があります。

休憩時間を除いて4時間30分の行程なので、サクサク進みます。ガスが湧いてて、天気が良ければ白馬三山が見えるはず場所で山が見えないのが残念でした。雨が強くなったり小雨になったりで、カッパの下も身に着けます。

登っていく途中で出会った下山者は2グループ。いずれも高齢者のグループでした。追い越しは単独行の男性2人。平日だったせいなのか、登るのに遅い時間だったからか、はたまた天気が悪かったせいか、行き会う登山者が少なかったです。

下山者が口々に「温泉良かったよ!」「温泉が待っているから頑張れ!」と言うので、鑓温泉への期待を膨らみます。

途中トラブルがあったりして行程が遅れたこともありましたが、温泉を目当てに登って行った先に待っていたのは・・・。

雪渓です。

 

杓子沢の雪渓を渡る前に、石がゴロゴロしているところで小休止。ネットで写真付きのルートを下調べしてましたが、ネットの写真より残雪多くないか、特に落石沢。

午後で雪渓が柔らかくなっていて、既に登山者が渡った跡がしっかりしているので、軽アイゼンはつけずに渡ることになりました。ストックの先端キャップをはずし、上流側にストックをつくようにしてトラバースしていきます。

引率している登山ツアースタッフが「知り合いが雪渓のクレバスに落ちて、未だに発見されてないから気を付けてね。」って、そんな怖がらせるような情報いりません・・・。

そんな中、ツアー仲間が次々と雪渓を渡っていきます。一人だったら引き返したくなるところも、ツアー仲間が進んでいくのを見て、自分の勇気に変えられるのが登山ツアーの良いところ。若干、へっぴり腰になりながらも渡り切りました。

紅がらがまかれた登りは、夕方になって気温も下がり雪が固まってきたので、念のため軽アイゼンを装着して登りました。

結局、一つ終わったら、またすぐに現れ、またしばらく行くと現れ、という感じで4つ(5つ?)小さな雪渓をトラバースし、紅がらがまかれた雪渓を一つ登りました。

今年は残雪が多くて鑓温泉小屋のオープンが遅れただけあって、雪渓も去年より断然残っている状態だったようです。

雪渓が終わると、後は雪のない登山道を登ります。見上げると白馬鑓温泉小屋が見えて、硫黄のにおいが漂ってきます。もう少し!

やっと白馬鑓温泉小屋です。もう17時を回ってました。

右を見れば浸かっているいる人がいない足湯が見えます。前方には噂の露天風呂が。

早く温泉入りたい!と本日最後の気力を振り絞って登りました。おそらくほとんどのツアー仲間も同じ気持ちだったはず!

高尾山と599山の日記念

今日は高尾山に行ってきました。

毎月高尾山には登っているのですが、今日のテーマは、6号路を途中休憩せずに登って、山頂滞在5分以内、下山する1号路でも途中休憩入れないというもの。水分補給と飴やチョコの行動食は歩きながら、山頂でコンビニで購入した手巻き寿司を食べました。適宜休憩を入れた方が良いのは分かっているのですが、ロングコースを歩く際の練習のためと、下山後の予定の関係で途中休憩は入れないことにしました。

早い時間でも日曜だから登山者は思った以上にいました。6号路を登っていると、後ろから勢いよく追い越していく人がいますが、皆さんペース速すぎ。あれでは6号路の終わりの方に現れる階段でバテるだろうなと思っていたら、追い越していったあの人もこの人も階段の途中で何度も休憩を入れています。トレールランナーじゃないんだから、階段は急いで登っちゃダメなのですよ。

10時過ぎに高尾山口駅に着いて、今日のテーマのミッションも完了。駅前のイベントを見て回ります。高尾温泉極楽湯のタオルプレゼントがあったり、動物のはく製や昆虫を展示しているブースがあったり。高尾山応援基金のブースがあり、金額はいくらでもいいというので100円募金箱に入れたら、間伐材(?)のストラップを貰いました。いくつか種類があって、アブラチャンという植物のストラップにしました。アブラチャンって初めて聞きましたが、油分の多い木らしいです。

その後はTAKAO599で山の日記念のイベントに参加しました。大塚製薬のサンプリングのブースがあり、ポカリスエットゼリー1個とアミノバリュー2包が配布されていました。ゼリーもアミノバリューも次に行く山で、使おう。

TAKAO599に行ったのは10:30からの生物学者、池田清彦先生「不思議な生き物の話」の講演を聞くため。印象に残ったのはネアンデルタール人の話と、質問者からの回答。

驚いたのが、ネアンデルタール人と現生人類の祖は交雑していて、現生人類の遺伝子の中に数パーセント、ネアンデルタール人のDNAが残っているということ。現役の中高生時代の生物や社会の時間では、ネアンデルタール人は現生人類とつながりのない全く違う種だと教わっていたのに。ネアンデルタール人と現生人類の祖との交雑はだいぶ前に研究結果で明らかになったそうですが、ネアンデルタール人や現生人類のルーツに興味があるわけではない、特に文系の中高年の人は知らない人が結構いるのでは?科学って進歩しているんですね。

講演が終わって、講演者への質問タイムがありました。いきなり講演者に質問のある方、と言われても、なかなか良い質問って浮かばないもの。

そこに、勇気ある一人の女性が「ゴキちゃんはきれい好きだと聞いたのですが、本当ですか。」という質問を投げかけました。

池田先生「ゴキブリがきれい好きっていうのは本当。ゴキブリって食べられるんだよ。動きが早くて目立たない色の生物は、大体食べられるんだよ。マグロとか動き速いでしょ。そして色がきれいで動きがゆっくりな生物は危ないんだよ。色がきれいなのは警告色。ふぐは毒持ってるから、動き遅いでしょ。」

きれいで動きがゆっくりな生物は危ないというのは人間にも当てはまる、と冗談めかしに発言されてました。

そして、忘れてならないのがヒアリの話。人間がいるところでは見つかってもすぐ駆除してしまうから問題ないけれど、豊洲とかオリンピックのために確保されている用地など、人があまり立ち入らない土地に巣を作られてしまうと駆除が難しくなってしまう、それが恐ろしいとのこと。そうか、昆虫は人間の思惑など関係なく、自分たちが繁殖しやすい土地で勝手に繁殖してしまうもの。人間が手を付けずにいる土地に着々とヒアリが巣を作っているのを想像したら・・・、かなり恐ろしいです。

燕メモ③

2日目はご来光を拝むため、燕岳へ向けて4:30に出発です。

ヘッドランプをつけながらの登山でしたが、段々辺りが明るくなってくるのが嬉しい。

といっても今日もガスが湧いていて、ご来光は拝めない可能性高し。

ふと見ると、斜面にコマクサがたくさん咲いています。斜面の先の先、登山道からは見えないところまで、ずっとコマクサが続いています。

そしてイルカ岩。ガスの中だとパンフレットなどで青空をバックに写っているものと、受ける感じが違う・・・。

30分もしないうちに燕岳頂上に到達です。

やはりご来光は拝めません。先行していたグループがさっさと下山してくるので、無理だろうなと思っていましたが、案の定です。

とりあえず写真を撮って、下山開始です。

さっきより断然明るくなっているので、ガスっているなりにも周りの景色が見えて楽しい。

可憐なコマクサもよく見えます。フロントの写真で見たシロコマクサを探しながら歩きましたが、見つけられず。シロコマクサはどこに咲いていたんだろうか。

 

燕山荘に戻ったら朝食の時間です。今日は頭痛も収まっているので、昨日の分も食べる気満々です。

朝食の内容はよく覚えてませんが、大きなお皿に何品もおかずが盛り付けられていて、どれも美味しかったことは確かです。

朝食が済んだら、あっという間に出発の時間。

雨が降っているので行動始めからカッパを着用です。テンション下がる・・・。

足元に気を付けつつ、花を眺めながらの下山でした。

ちなみにコマクサは燕山荘から燕岳に登る間に見られますが、燕山荘から下る登山道では見られません。

途中、合戦小屋の前辺りで晴れてきて、暑い!

合戦小屋で小休憩の時に、もう雨は降らないだろうとカッパを脱いだら、下山が進むにつれ雨が強くなってきました。

こんな天気の中でも、下山者も登山者もたくさんです。

若い人のグループや、学校の山岳部らしき人達がカッパも着ずに汗をかきかき上ってきます。

登り優先で登ってくる人達を待っていると、元気に登ってくる女の子たちの集団がありました。

「中学生くらいかな?」とツアー仲間と話していたら、聞きつけた女の子の一人が「中学生です!」と元気な返答。

小雨の中、汗だくなのに爽やか!生命力に満ちていてキラキラとして、若い女の子の集団が登山してるのっていいな!

登りの集団がひとまず引いたら、またせっせと登山道を下ります。

段差の大きい所を慎重に進んでいると、「追い越しでーす。」の声が。

反応して登山道を空けると、後ろからサクサクと下ってくる人がいます。

見れば、折り畳み傘をさして、足元は地下足袋

あっという間に追い越し、瞬く間に見えなくなりました。「あの速さ、地下足袋からして、地元の人だよね。」とはツアー仲間の分析です。

その後は、先行する年配の方がメインのツアーが慎重に下っていたため、第2ベンチ以降は渋滞が発生しました。追い越させてくれないし・・・。後ろのグループは、あまりの渋滞ぶりにその様を写真に撮っている人もいる程。

「きっと土日は、こんな感じなんだよ。いきなり土日に行って渋滞でイライラするより、こんな経験もできて良かったって思おうよ。」とはツアー仲間の言です。

なんだかんだで中房温泉登山口に到着し、最終目的地は有明荘。

行きはマイクロバスで有明荘経由で登山口まで来ましたが、帰りは登山口から有明荘まで徒歩で移動です。

さんざん登山道を歩いていたので、舗装道路を歩くと、なんとなく違和感。

そしてやっと有明荘に着きました。

ふと有明荘の出入り口付近を見ると、既視感のある折り畳み傘と地下足袋が干してあります。

「あ、あれは、もしや、あの抜き去っていったおじさんのものでは・・・?」おじさんの目的地も有明荘であったか・・・。

 

有明荘で温泉に入って、昼食も。

お風呂の洗い場の数が少なかったですが、下山後の汗をさっぱり流せる良いお湯です。

昼食には「おすすめ」と書いてある山賊焼定食(1,000円)を美味しくいただきました。小鉢にデザートとしてフルーツがついているのが嬉しい。

にんにく醤油味というので臭いが心配でしたが、心配するほどではないと思いました。

温泉入って、昼食を食べて、出発時間まで時間があるので、売店をぶらぶら。

見ると、燕山荘Tシャツがかなりの種類揃っています。

種類が多いと選べないんだよ、と10分近く悩みに悩んで決定。

買ったのはメリノウールとポリエステルの混紡のTシャツです。

メリノウールは汗冷えしなくて臭わないというし、今後の登山で着るつもりです。

燕山荘オーナーお勧めのお饅頭も売ってました。荷物になるのを嫌がらず買っておけば良かったかもしれない。

有明荘からマイクロバスで穂高駅まで行き、新宿までの特急に乗って、今回の燕岳ツアーは終了です。

 

 

 

 

 

 

 

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燕メモ②

燕山荘では同じツアーの参加者男女全員で、別館の穂高という部屋に宿泊。

ところどころにある天井の低いところをくぐって部屋に出入りするので、頭上注意です。

当然のようにわたしも頭を梁(?)にゴツン!とぶつけました。

それを聞きつけた同じツアーのおじさんが「おっ!いい音したな!」と嬉しそうにしていました。

寝るスペースは、一人一畳もない間隔で枕が置いてあり、「こんなきっつきっつのところで寝るのか」と落胆しました。

が、スペースに余裕があるので、隣人とは枕一つ間に挟んで寝られることになり、一安心です。

もっと混んでいるときは元から置いてある枕の間隔で寝るんでしょう。恐ろしい・・・。

 

燕山荘での夕食は、一つのお皿に色々な品が盛り付けられていて、美味しそう。

といっても高山病で軽い頭痛がしていて、あまり食が進まず、ご飯は一膳の半分も食べられず。

甘辛いタレで味付けされた唐揚げらしきものを、みんな美味しそうに食べてました。

わたしも食べたかったよ・・・。

夕食もだいぶ進んだところで、スライドを使ったオーナーのお話とアルプホルンの演奏が始まります。

オーナーがアルプホルンを吹きだすと、写真を撮る人、多数。さすが燕山荘の名物です。

演奏が終わるとちょうど良い頃合いになり、三々五々席を立ち、館内を探検したり、フロントの売店に寄ったり。

お手洗いは清潔で気持ちよく使えます。

流しの水を無料で汲めるので、お水の入手を心配する必要もなし。

フロント近くには燕岳や登山道で見られる花の写真が、名前とともに掲示されています。

登山途中でガイドさんも分からなかった花の名前が掲示されていて、便利。そして「こんな花があるんだ!」と、見かけなかった花を探して見てみようという気にもなります。

売店には選ぶのに迷うほよどのオリジナルTシャツがいっぱい。

色違い、柄違い、素材違いと品揃えがすごい!

ちょっと見ていると、営業熱心なスタッフの方がTシャツの説明をしてくれます。

押しつけがましくないし、買わなかったからといって冷たい態度を取ることもないので、安心して商品を見ていられます。

ツアー仲間はザックを背負った熊の親子が、るんたったという感じで歩くイラストの速乾素材のTシャツを購入しました。

これ!と選べず結局、わたしはTシャツを買えませんでした。が、翌日、下山後にTシャツを購入する機会が訪れるのを、この時のわたしは知らない・・・。

 

当日はあいにく外はガスってしまい、星空は拝めませんでした。

8/12頃にはペルセウス座流星群が見られる(予定)というし、本当は素晴らしい星空を眺められるのでしょう。

とりあえず星空も見られないし、翌日は朝食前に燕岳に登ってご来光を眺めるため4:30出発になるので、早めに就寝です。

到着したばかりはモワッとした暑さが部屋にこもっていましたが、日が落ちて気温が下がってきたせいか、少し過ごしやすい室内になっていたのが幸いでした。

軽い高山病で塞ぎ込んでいたら同じツアーの人が気にかけてくれ、「薬はある?」「深呼吸をして、お水をたくさんとった方が良いよ。」「お水汲んできてあげるよ。」と色々世話を焼いてくれました。

一人参加のツアー中の体調不良で不安になっていましたが、旅は道連れ世は情けを地でいった1日目でした。

 

 

 

 

 

 

 

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