白馬④(白馬山荘)

やっとこさっとこ白馬山荘に到着。

白馬山荘、人が多くて活気があります。

山荘玄関に入ってビニール袋に靴を入れ、部屋まで持っていきます。

部屋は畳敷きの個室!ツアー参加者の女性陣だけで一部屋です。これは嬉しい。HPを見ると、7人用個室というものに該当するよう。

部屋に着いたら既にみっちりと布団が敷いてありました。枕は鑓温泉小屋と同じ高い枕で、布団の柄も鑓温泉小屋と同じ。でも布団はふかふかです。

とりあえず頭痛薬飲んで、荷物の整理などして夕飯の時間まで待ちます。

夕飯の時間になったので、食欲はないけどツアー仲間と食堂へ。

事前に渡された食券の夕食分を切り取って食堂入り口で渡し、お盆を取って、調理場の前まで行き、夕食を受け取ります。社食とか学食みたいなものですね、メニューはみんな同じだけど。夕食を受け取ると、小屋の係りの人がそれぞれのグループごとに座るテーブルを指示して着席、食事開始です。

やはり食べる気になれず、しば漬けとお味噌汁を2杯飲んでみましたが、胃が受け付けません。念のため、エチケット袋を持ってきておいて良かった。

そのまま早々に食堂を後にして部屋で休んでいましたが、しばらくすると体調が安定してきたので気分転換のため、山荘内を散策。

白馬山荘の歴史を紹介した部屋があって、携帯のつながるエリアのマップや花の時期が記されたファイルが置いてあります。白馬山荘にいろいろと変遷があったのだなと感慨にふけったり、かなり昔の大雪渓を登っている記録写真に驚いたり。

読書室もあって、漫画や雑誌が置いてあります。「JIN-仁」を読みたかったのですが、ちょうど1巻を他の人が読んでいたようで、読めず。

お手洗いは嫌な臭いもなく、気分良く使えます。流しにはそこで使ってよいハンドソープ(?)が置いてありました。

そして気になって何度も前を行ったり来たりしたのが、昭和大が開設している山荘内の診療所。「扉を開けずにノックして、スタッフが出てくるまで待っていてください」と書いてあって様子が分からないし、診療時間も書いてない。行きつ戻りつしつつもノックできず、部屋に戻りました。

部屋で栄養補給のためアミノバイタルともらったポカリスエットを飲んでいると、夕食後スカイプラザで飲み食いしていたツアー仲間が戻ってきました。「診療所があるからみてもらった方が良い」、「ダイアモックス貰えるかも」、としきりに勧めます。もう20時になってしまうし、閉まっているんじゃ、と思いましたが、背中を押され、診療所の扉を叩いてみました。

すぐに学生らしき若い医療スタッフの人が出てきたので、「頭痛と吐き気がしていたけど、頭痛は頭痛薬を飲んだらほぼ治まり、吐き気も吐いたらほぼ治まりました。でも、夜と明日が心配です。」と症状を訴えました。すると症状を聞き取った医療素スタッフの人がいったん診療所に入っていきます。ピッタリ扉を閉めているので、中の様子は伺えません。

そして医療スタッフの人が再度出てきて「高山病の症状と思われるので、飲酒はしないで、ポカリスエットをたくさん飲んでください。」とアドバイスをもらいました。症状はかなり軽くなったので、処置するもないので医療アドバイスだけなのでしょうね。それでも夜中に症状が悪化したら怖いので、診療時間を聞いてみると、24時間対応だとのことです。一安心。

2日目は1日目よりも寝られず、「眠れないから乾燥室に置いてある衣類を取り込みに行くか。」と夜中の0時ごろ起きだしました。途中、診療室の前を通ると、なんか、中で盛り上がっているぞ。宴会か?

翌朝ツアー仲間に話すと、「ああ、飲食物たくさん運び込んでいるの見た~。」

医療従事者って、ほんと元気だなあ、と思った白馬山荘の夜でした。