炭焼き体験

もう10日も前のことですが、檜原村での炭焼き体験に参加してきました。

炭焼き体験といっても、木を切ったり、炭窯に木を並べたり、火をつけたりといったことはなく、ほんの触り。1.5m以上ありそうな長い棒を使って、燃え盛る炭窯の中から出来上がった炭を取り出す部分だけやらせてもらいました。

窯から炭を取り出すといっても、炭窯は道端にあるわけじゃありません。山の斜面の程よいところ(下の舗装道路から10分ぐらい登ったところでしょうか)に釜は作られています。そこまで雨の中、ぬかるんだ道を登っていきます。

登っていくと、山の斜面に炭焼きのための平坦な場所が作られていました。炭窯には数日前から職人さんが準備した炭が焼かれ続けています。

窯の前には4メートル四方ぐらいの木の枠で囲われた炭取り出しスペースがあり、スペースの端の方に灰が盛られています。窯の入り口の正面に立つと、窯から4メートルは離れていると思われるのに、窯から吹き出す火の熱さが伝わってきます。熱さは焚火より少し熱いくらい。

炭焼き職人さんがデモンストレーションで炭を取り出します。全長1.5m位の、先端がカギ型の金属製で持ち手は木製の炭取り出し棒(名称失念)を使って、窯からゴロゴロと大きな炭を次々と取り出していきます。取り出された炭は、中までしっかり火が通っていてオレンジ色。ここで炭取り出しスペースの端に盛られた灰の出番です。高温の炭は、灰を被せて温度を下げるために置かれていたのでした。職人さんの一連の作業は見ている分には、簡単そう。

職人さんのデモが終わったら、体験者が炭窯から炭を取り出す番です。炭を灰に被せる作業までするのは灰だらけになってしまうというので、今回は炭を窯から取り出す作業だけになりました。(雨が降っていたので、既に泥まみれのところ、さらに灰まみれになったら悲惨だったと思います。)

次々に炭焼き体験参加者が窯から炭を取り出していって、わたしの順番が回ってきました。窯の入り口近くにある炭は、先の参加者にあらかた取り出されてしまって、もっと窯の奥にある炭を取り出さなくてはなりません。炭取り出し棒が長いとはいえ、奥にある炭を取り出すには、窯の入り口近くに行かなければなりません。あれ、思った以上に熱い!熱いよ、だけど良い炭を取り出したい、の一心で、窯の近くで炭を取り出します。

大きな良い炭が出てきた、良い炭をたくさん掻き出したい、と思って気が急いて掻き出してみます。と、もろくも一部の炭が崩れてしまいました。しっかりした硬さがあるように見えたのですが、高温の状態ではちょっとした力の入れ加減で、崩れて小さな塊になってしまうようです。職人さんが簡単そうにやっていたことは、経験に裏打ちされたが故のことでした。

炭窯についての話や、毎回同じ窯を使って炭焼きするのではなく、ローテーションで窯を使うこと、木はきれいに立てて並べて焼くことなどの話も興味深かったです。窯を覗くと、本当に丁寧に木が並べられて焼かれていました。窯にポイポイ木を投げ入れて、適当に積みあがった木の山に火をつけて焼いているのかと思っていましたが、良い炭を作るためには手間がかかっているんですね。

炭焼き体験が終わったら、檜原村特産のこんにゃくを食べて、三頭大滝見学をしました。特産こんにゃくは、こんにゃく芋から直接作っているので柔らかで美味しい。三頭大滝への散策路はウッドチップで整備されて足に優しい。三頭大滝は意外に大きくて、紅葉がもう少し深まったらさぞ綺麗だろうな。

 

 

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