高尾山で氷の花を見る

御岳山で氷の花を見たので、今度は高尾山でシモバシラ氷の花を見てみたい。というわけで高尾山に行ってきました。

今まで高尾山で氷の花を見つけられなかったので、今回は綿密に(と言うほどでもないか)事前に氷の花スポットをリサーチしておきました。

他の山や登山ツアーで知り合った人に、「高尾山でシモバシラ氷の花を見たいんですよね。見たことありますか?」と聞いて回っていました。皆さん親切に教えてくれて、稲荷山コースの登り始め近辺、5号路、もみじ台の北側巻き道とのこと。

ここのところの気温の低さ、降水・降雪予報も出ていないことから、きっと見られるはずと高尾山に行くことに。ついでに去年薬王院で買った破魔矢を返納して、新たなものを代えなきゃなりません。

7:20到着の電車で、キン、と寒い高尾山口駅に降り立ちました。ザックには、ストックではなく薬王院破魔矢をつけて。破魔矢についてる鈴がチリリンと鳴って、熊鈴代わりになって便利です(といっても高尾山登山時はいつも熊鈴付けてません)。

今日のコースは稲荷山コース~5号路~もみじ台巻き道と進む予定です。さっそく稲荷山コースに向かおうとしたところ、ケーブルカーの清滝駅には既に15人以上、人が並んでいます。氷の花を撮影する予定の人たちでしょうか。

ケーブルカーは横目に見て、稲荷山コースに入ります。登山口からそれ程離れていないところでシモバシラ氷の花を見られるとのことで、氷の花を探しながら歩を進めます。

すると5分も登らないうちに氷の花を発見!御岳山で他の植物の氷の花をたくさん見た経験から、稲荷山コースでも氷の花センサーが作動したようです。水分があって寒いところに氷の花あり。ここでは1株だけ小さめの氷の花が見られました。

稲荷山コースを登って、途中で5号路に合流します。ここで山頂には行かず、5号路を通って、もみじ台の北側巻き道へと進むことに。

もじみ台北側巻き道は杉林と接していて、日当たり悪く、ほんのり暗い。ここではたくさんの氷の花が見られると、昨年12月に知り合った登山者に聞きました。巻き道の土手は水分を含んで、風も当たらず条件は良さそう。

結論から言うと、このもみじ台北側巻き道は始まりから終わりまで、至る所でシモバシラ氷の花が見れらました。小さいものから10センチ以上もあるような大きなものまで、道のごく近くやちょっと離れたところにも。ここにもそこにも見られるので、嬉しくなってたくさんの写真を撮りました。

が、楽しいばかりではありませんでした。道のすぐそばに出来ていた氷の花をむしり取っている中学生ぐらいの子供を見つけました。「取っちゃだめだよ。」と注意すると、「取ってませーん!」と言いながら走って行ってしまいました。

その後、両親と一緒にいるその子を見つけ、その子の親に「ご両親ですか?その子がさっき、氷の花を取っていました。」と言うと、親が逆切れ。さらに「どけよ!」と怒鳴りつけられました。もみじ台北側巻き道は3人並んで歩いても余裕のあるほど広く、平らに整備された道。つっかかってこなくても、充分余裕のある道です。ちゃんとした登山ウェアと装備を身に着けた両親でしたが(なぜか子供はジャージとスニーカー)、(悪い意味で)人は見かけによりません。まあ、怒鳴られるだけで良かったかもしれません。見える限りでは巻き道にその親子と私しかおらず、もっとひどいことをされても目撃者がいない状況だったわけですから。

良かった気分を害されましたが、気を取り直して、巻き道をさらに進みます。すると巻き道の終わりが見えるようなところまで来たら、写真を撮ってる人をみかけました。年配の女性で登山歴が長そうな感じの人です。近づくと、10センチ以上もある大きなシモバシラ氷の花が!今まで見た氷の花の中で一番大きく、立派です。登山歴が長そうな人でも思わず撮りたくなくのも分かります。

その人から一丁平巻き道にも氷の花がたくさんあると聞き、急遽そちらにも行ってみることにしました。

一丁平巻き道は笹が多く茂っています。こんなところに氷の花が?と思いましたが、笹が生えておらず、ひんやりしたところに氷の花あり。ポン、ポン、ポンという感じでところどころに氷の花がありました。いずれもそれ程大きくなく、大きくても5センチ位でしょうか。もみじ台巻き道で見たものほど大きいものは見られませんでした。

ここではシモバシラ氷の花が出来ている近くに、直径50センチ位の深くえぐれた穴をいくつか見かけました。あれはいったい何なのだろう?

一丁平巻き道を往復して、帰路につきます。といってももみじ台巻き道には行かず、もみじ台に行くことにしました。往きの電車の中から富士山が大きくきれいに見えたことから、もみじ台から見るとさぞきれいだろうというのが理由です。

もみじ台に着くと、ポカポカの日差しがたっぷり。富士山がある方を見ると、冠雪した富士山がくっきり。ついでに相模湖の観覧車もくっきり見えます。陽気が良いものだから、のんびりとコーヒー淹れながら休憩している人、友達と談笑している人、それぞれゆったりと楽しんでいます。騒がしくないところで、それぞれの楽しみを満喫している人たちの姿を見ると、もみじ台巻き道でささくれだった心も落ち着いてきます。

もみじ台で休憩した後は、山頂には行かず杉林わきの5号路に進んでいきます。ここも日陰でひんやりしています。往きは日当たりのよい側の5号路を進んだため、氷の花は見られませんでした。なので5号路で氷の花を見られるのはこっちの方かもしれない。

そんな思いで歩いていくと、ありました、氷の花が。5号路ではサクッとしか探しませんでしたが、5センチないくらいの氷の花が1株。たくさん見たい、大きなものを見たいとなったら、もみじ台巻き道か一丁平巻き道に行ってみるのが良さそうです。

下山路は1号路を使い、薬王院に行って新たな破魔矢を求めて、去年のものは返納。9:30を過ぎているので、続々と高尾山を登って来る人とすれ違いました。部活のトレーニングで上り坂をひたすら走って登っている中高生や、初詣の家族連れ、スーツに革靴姿の新年の参拝に来たらしき会社員の集団。高尾山は一年中人気の山ですね。

下山したら、忘れちゃいけない高尾559ミュージアム。昨年秋のスタンプハイクに使った冊子を持参すると、先着2000名にピンバッジが配布されるのです。配布開始は12月中旬に始まってましたが、無事、リスの絵柄のピンバッジをもらえました。

今回の目的、シモバシラ氷の花、薬王院破魔矢、ピンバッジのすべて達成です。一部気分を害したこともありましたが、おおむね満足して帰りの電車に乗り込みました。