スタンプハイク2017秋①

高尾・陣馬スタンプハイクが開催されています。

スタンプは平日土日問わずいつでも押せるものがありますが、土日祝日でなくては押印できないものもあり。効率よくスタンプするには休みの日に行かなくてはなりません。日曜日の高尾山は混んでるだろうな、特に今は紅葉の見ごろを迎えているし。でもスタンプ欲しいから行かなくちゃ。

スタンプハイクに参加するときは毎回、帰りの利便性を考えて、陣馬高原下から高尾山口に下りていくコースにしています。15時過ぎには高尾山口に下りていたいので、高尾駅7:35発のバスに決定。

当日は前日の雨模様とはうって変わり、天気予報は晴れ。12月並みの気温で寒いとはいえ、長時間の歩行で体温が上がる登山にはうってつけです。今がチャンスとばかりに登山者が多いだろうな、と思っていたら高尾駅のバス停には既に長い列が。出発時刻までまだ15分はあるけれど、臨時バスが出ないときっと乗れない。そこはバス会社も考えているもので、やはり臨時バスが出ました。良かった。

陣馬高原下でスタンプを押して、登山を開始です。しばらく舗装道路を歩くと、登山道入口に合流する地点に辿り着きます。登山道に入ると樹林帯の中なので、気温はヒヤッとしています。前日雨の影響を感じさせず、道はぬかるんでいませんでした。

登山道で水分摂取休憩をしていると、登山ウェアでもないチノパンやジーパンにパーカー、普通のスニーカーを履いた20歳前後ぐらいの若者2人組が追い越していきます。(この子達、これで陣馬山まで行くつもりだろうか)と思いましたが、この2人組にはその後行く先々で見かけることになりました。

陣馬山までは登り一辺倒。木が生い茂って薄暗い樹林帯を登り続けると、開けた尾根道に出てきます。林の中では外の天気は良く分かりませんでしたが、青空が広がっていて、山頂からの展望が期待できそう。大きな紅葉した木を眺めながら歩くのも楽しい。春のスタンプハイクでは目に留めなかった木でも、紅葉するとその美しさにくぎ付けになります。

9:20頃に陣馬山頂に到着すると、人がたくさん。多少雲はあるものの、青空が広がっていて良い気持ちです。冠雪した富士山や他の山々がきれいに見えます。湿度が低いからか、春には霞んで見える近景遠景の山々の尾根や谷もくっきり見えて、ぼこぼことした山の迫力をより感じます。山々を眺めていると、登りの途中で追い越された(その後、こっちが追い越した)スニーカーの若者2人組が登頂してきました。道が整備されているので、登山装備じゃなくても体力のある若者なら簡単に登れてしまうようです。

山頂付近から富士山方面を見るには、富士見茶屋からがベストな場所です。山頂から良い感じに富士山を撮影すると、どうしても画面の下の方に富士見茶屋でくつろいでいる人たちが映り込んでしまいます。茶屋からだと富士山のベストショットをを写せるそうですが、茶屋の利用者でなくては入れない。

茶屋は利用しないので、陣馬山から明王峠に向かう、富士見茶屋のすぐ下辺りの下山道から、人の頭を気にせずに富士山を撮ることにしました。狭い場所ということと、撮っていると撮影に良い場所なのかと人が集まってくるのが難点ですが。

陣馬山から明王峠を通って、景信山へ。標識がない所も含め、巻き道を通ります。ここら辺は針葉樹の林の中で良い景色も望めないので、巻き道を選択したところで特に楽しみが減るということはありません。景信山に行かない最後の巻き道だけは選択しないで、サクサク歩き続けます。巻き道じゃない登山道は、春に来た時より整備されていたような気がします。削れて陥没していたり、滑りやすくなっていたりしたはずのところが、補修されて歩きやすくなっていました。

景信山に着くと、陣馬山より多くの人で賑わっていました。何かのイベントなのか、餅つきしている人たちもいたし。

景信山からは東京の都市の方を見てみました。遠く、スカイツリーが見えます。霞んでいるけれど、あの細長い塔は間違いなくスカイツリースカイツリーは晴れた日に日の出山から肉眼で見たことがあります。確か筑波山からも見えた覚えあり。周りに高いものの無い中での634mのタワーは、かなり目立ちます。

写真撮影していたら、またあのスニーカーの若者2人組を見かけました。彼らは陣馬山登山だけではなかったらしい。どこまで行くつもりなのか。

景信山では食べるのを楽しみにしていたものがあります。それは、かげ信小屋で提供している野草天ぷら300円。野草をその場で揚げてくれて、アツアツサクサクの天ぷらをいただけます。天ぷらに振りかける塩は、ピンク岩塩や黒塩など何種類か取り揃えてあって、お好みで。以前食べたピンク色のシュウカイドウの花と茎の天ぷらは、酸っぱくて美味しかった。

今回もシュウカイドウが食べられるかな、と思い注文してみると、シュウカイドウはありませんでした。その代わり、ウリをスライスした天ぷらが紙皿に載っていました。食べると、甘い。シュウカイドウの方が好みですが、これも悪くはありません。その他、秋らしく、きれいに紅葉したイロハモミジの葉の天ぷらも。色を楽しむために、片面にだけ天ぷら液をつけて揚げてありました。

それより気になったのは、いつも天ぷらを揚げていたおばあさんがいらっしゃらなかったこと。高齢のため引退したのか、それ以外の理由なのか、怖くて聞けませんでしたが、どうされたのか気になります。

天ぷら食べて、持参のおにぎり他も食べたら、城山に向けて出発です。