横尾山荘、槍ヶ岳山荘、槍沢ロッジ①

9月中旬に奥穂高岳に登りました。昨年から継続して参加していた登山ツアーの最終回だったわけですが、終わったらやり切った感があって何だか腑抜けた状態です。

奥穂登山ツアーについては気が向いたらメモするとして、8月上旬に槍ヶ岳登山ツアーに参加したときに宿泊した横尾山荘、槍ヶ岳山荘、槍沢ロッジについてメモ。ちょろっと行程メモも。

3泊4日の槍ヶ岳登山ツアーは、松本駅からバスで道の駅の風穴の里に寄った後に上高地まで行く。上高地から初日の宿泊先横尾山荘までは、登山道ではないのでペースは早め。横尾山荘までの行程では、徳澤キャンプ場で猿の集団に行く手を横切られました。上高地の猿は人に慣れ過ぎ・・・。

さて、横尾山荘。横尾山荘までは車が入ってこられるので、山荘内は快適です。

泊ったのは2段ベッドがある部屋です。1スペースに一人で入れて、それぞれのスペースはカーテンがあるので最低限のプライバシーは確保できます。そしてふとんは普通に家庭で使うような厚みのあるタイプで、シーツは新しいものが用意されていて清潔です。登山ツアーの相部屋では熟睡できず、いつも寝不足で翌日の行程をこなすのですが、横尾山荘は一人1スペースだったおかげで熟睡できました。

お風呂は温・冷水のシャワーがあり。シャンプーや石鹸は使えませんが、汗を流せるだけでもありがたい。浴槽はそれなりに大きいですが、次から次へと入ってくるので少々イモ洗い状態?

夕食は、普通に美味しかったです。内容は・・・写真には残っているのですが、忘却の彼方で・・・。写真を見ても、これは何だ?という状態のものもありますが分かる範囲で、白米、味噌汁、焼き魚(鰆か鯖)、れんこんのはさみ揚げ、鳥のフライ、野菜サラダ、野菜と海藻の和え物(?)、豆のサラダ(?)、海老しんじょうと山菜&野菜の煮物、漬物、デザートのりんごゼリー。同じテーブルにアメリカ人3人組が座っていて、ちょっと登山話をしたりして楽しかったなぁ。(この3人組は翌日、槍ヶ岳山荘で再会しました。)

2日目は朝食の時間前に出発するので、朝食は山荘に用意してもらったお弁当です。前日に配られたお弁当は紙袋に入っています。紙袋の中身は、伊藤園の1日分の野菜小型のペットボトルタイプ1本、ベビーチーズ2ピース、ソイジョイ3種のレーズン味1個、毎日クロワッサン(←こういう名称のパン)2個、いちごジャムパン1個。早朝4時台だとまだ胃が起きてないので、ご飯系よりパンの方が食べやすいため、個人的にはパンで嬉しかったです。何だよこれ、と思った人もいたみたいですが。

8月上旬の横尾山荘から槍ヶ岳山荘までの行程はきつい。何しろ天気が良くて行程の途中からは陽を遮るものがなく、日光がガンガンあたって、暑さが半端ではなかったのです。晴れていて景色は抜群に良いのですけどね。途中、槍沢ロッジや沢で冷たいお水を汲めますが、水分をとっても焼け石に水という感じです。槍沢ロッジには槍ヶ岳を見ることが出来る望遠鏡が設置してあり、(あれに登るんだ!)と意気盛んだったのですが、進むうちに盛んだった意気はどこへやらです。

道は思ったより歩きやすく、横尾山荘から槍ヶ岳山荘までは常時ストックを使って登っている人もいたくらい。ただし、見えてからが長い槍ヶ岳槍ヶ岳山荘が見えているのに、なかなか着きません。暑いし、遠いし、酸素が薄くなるしで、心配していた高山病を発症。頭痛がするわ、身体が重いわ、食欲ないわで亡霊のようにフラフラになって槍ヶ岳山荘に到着です。

正午過ぎに槍ヶ岳山荘に到着しましたが、ここに来るまであれだけ晴れていた空が、ガスってきました。登頂時にはかなりガスが湧いてきていて、360度の展望は楽しめませんでした。山頂の祠に置いてある標識を持って記念撮影したら、学生さんの団体が登ってきたので、場所を開けて下山を開始です。山頂にいたのは10分に満たない。結構あっけない槍ヶ岳登頂でした。

続く。