春の高尾・陣馬スタンプハイク

陣馬高原下から高尾山口まで縦走しました。そのきっかけになるのは京王が主催している高尾・陣馬スタンプハイク。ということで、今回のハイキングについてメモ。

陣馬高原下に行くには高尾駅からバスに乗るので、久しぶりに京王線高尾駅で降りました。駅構内でお手洗いを使おうとすると、なんと駅のトイレが新しくなっていました。高尾山口駅のトイレと同じようなデザインになっており、清潔感があって気持ちよく使えるような作りになっています。これは嬉しい。

高尾駅北口のバス停に向かうと、陣馬高原下行きのバス停には既に20名は並んでいます。時刻は朝の6時40分ごろです。毎回乗っている7時半ごろのバスはたいそう混んでいるので、6:55発のバスなら空いているかもとやって来たのですが、みなさん早い・・・。その後も乗客は増え、そんなわけでこの日も増便が出ました。

陣馬高原下に着いたら、高尾駅で押した1個目のスタンプに続き、2個目のスタンプを押印。今回のスタンプハイクに使われているスタンプは、シャチハタ式のスタンプになっていました。これも嬉しい。今までのゴム製のスタンプをスタンプ台のインクで押印する方式だと、たまにスタンプ台のインクが揮発して、押してもスタンプ台に浸み込んでいる油分だけがつくということがありましたし。

登山口から陣馬山までは、ほぼ登り一辺倒。林の中の登山道は、毎回暑いです。この日の天気予報は曇りだったので少しは涼しいかと期待してましたが、5月下旬に差し掛かる奥高尾はやはり暑かった。青空に白い雲が浮かんでいて、予報と違って曇りではなく、気温も予報より上がっていたに違いありません。

晴れの日の陣馬山山頂は、眩しいです。展望がきく山頂は爽快ですが陽を遮るものはなく、暑い。じりじりと肌が焼けている感じも気になるので、3個目のスタンプを押したら、陣馬山での休憩は早々に切り上げて、景信山へ。

陣馬山から景信山までは、サクサク歩く。ところどころアップダウンがありますが、巻き道があるのでショートカットもできます。巻き道を歩いていると、トレールランナーに出くわすこと多数。巻き道がある箇所で、巻き道を使わないで登って下りてしている時には、トレランの人に会わないのですよ。たまたま巻き道でばかり遭遇していたのかもしれませんが、トレランやっている人は巻き道使わない方が良いトレーニングになるのでは?

景信山は4個目のスタンプポイントです。10時を過ぎているせいもあってか、陣馬山山頂より人が多い。以前は水を流したら水があふれ出してきたトイレも、修理されて水が流れるようになっていたのが嬉しい。

土日の景信山では、野草天ぷらを食べることにしています。天ぷらをあげているおばあさんは引退して、ついでに一皿400円になっていました。多少値上がりしても、揚げたてサクサクの野草天ぷらは捨てがたい。何種類かある塩から好みの塩(たいていヒマラヤ岩塩のピンクソルトにします)を選んで、好きなだけ天ぷらに振りかけることができるし。

景信山で早めの昼食を取ったら、次のスタンプポイント小仏城山に向かいます。小仏峠では、土日にはよく見かける地図屋さんがこの日も開店していました。陣馬山から景信山、小仏城山まで歩いていて、道が以前よりどんどん整備されているのを感じました。滑り易かったり、崩れていたり、ぬかるみがちだったりした箇所が、きれいに整備されていました。

小仏城山に着くと、とても人が多い。もちろん高尾山ほどではありませんが、高尾山から近くて足を延ばしやすいし、色んな方面から登って来れますしね。ですから登山ウェアではなく、普通のカジュアルウェアにスニーカーの人が多いです。そして暑いので、かき氷を食べている人が多数。わたしは小仏城山ではみそ仕立てのなめこ汁(250円)を飲むことに決めているので、暑いけど、なめこ汁一択です。

小仏城山から一丁平の間は、花がちらほら咲いていました。高尾はスミレがたくさん咲きますが、さすがに5月下旬にさしかかる時期はスミレをまったく見られませんでした。城山から一丁平の間は、チゴユリ、キンラン、ギンランが見られます。陣馬高原下から高尾山口までの登山道でこれらの花が見られたのは、城山から一丁平の間だけでした。キンランは道中ちらほら咲いているのを見られたのですが、この日見られた花がついているギンランは2株のみ。ギンラン(といっても花の色は白)の方が、キンラン(といっても花の色は黄色)より生育している数が少ないのでしょうか。

もみじ台は巻き値を使って、高尾山頂に向かいます。巻き道は、毛虫がとても多い・・・。来年はここの巻き道を使うのはやめよう・・・。

高尾山山頂、薬王院、ケーブルカー高尾山駅でスタンプ押したら、びわ滝のスタンプをもらうため、1号路からびわ滝コースに向かいます。びわ滝コースも以前に比べたらかなり整備されていました。いつのまにやらコースの入り口に、手書きじゃない標識も出来ていました。びわ滝コースが今ほど整備されていない、ごつごつした角が取れていない感じだった時に、保育園児(か幼稚園児)の集団が保母さんたちと元気よく登ってきていました。大人が滑ってケガするような登山道でも、子供はけっこう身軽でケガしなかったりします。登山道を整備しまくっているのは、大人のためかもしれません。

びわ滝、ケーブルカー清滝駅極楽湯でスタンプ押して、今回の高尾・陣馬スタンプハイクのスタンプコンプリートです。7:30から始めた高尾・陣馬スタンプハイクは、13:30に極楽湯に到着して終了となりました。