燕メモ②
燕山荘では同じツアーの参加者男女全員で、別館の穂高という部屋に宿泊。
ところどころにある天井の低いところをくぐって部屋に出入りするので、頭上注意です。
当然のようにわたしも頭を梁(?)にゴツン!とぶつけました。
それを聞きつけた同じツアーのおじさんが「おっ!いい音したな!」と嬉しそうにしていました。
寝るスペースは、一人一畳もない間隔で枕が置いてあり、「こんなきっつきっつのところで寝るのか」と落胆しました。
が、スペースに余裕があるので、隣人とは枕一つ間に挟んで寝られることになり、一安心です。
もっと混んでいるときは元から置いてある枕の間隔で寝るんでしょう。恐ろしい・・・。
燕山荘での夕食は、一つのお皿に色々な品が盛り付けられていて、美味しそう。
といっても高山病で軽い頭痛がしていて、あまり食が進まず、ご飯は一膳の半分も食べられず。
甘辛いタレで味付けされた唐揚げらしきものを、みんな美味しそうに食べてました。
わたしも食べたかったよ・・・。
夕食もだいぶ進んだところで、スライドを使ったオーナーのお話とアルプホルンの演奏が始まります。
オーナーがアルプホルンを吹きだすと、写真を撮る人、多数。さすが燕山荘の名物です。
演奏が終わるとちょうど良い頃合いになり、三々五々席を立ち、館内を探検したり、フロントの売店に寄ったり。
お手洗いは清潔で気持ちよく使えます。
流しの水を無料で汲めるので、お水の入手を心配する必要もなし。
フロント近くには燕岳や登山道で見られる花の写真が、名前とともに掲示されています。
登山途中でガイドさんも分からなかった花の名前が掲示されていて、便利。そして「こんな花があるんだ!」と、見かけなかった花を探して見てみようという気にもなります。
売店には選ぶのに迷うほよどのオリジナルTシャツがいっぱい。
色違い、柄違い、素材違いと品揃えがすごい!
ちょっと見ていると、営業熱心なスタッフの方がTシャツの説明をしてくれます。
押しつけがましくないし、買わなかったからといって冷たい態度を取ることもないので、安心して商品を見ていられます。
ツアー仲間はザックを背負った熊の親子が、るんたったという感じで歩くイラストの速乾素材のTシャツを購入しました。
これ!と選べず結局、わたしはTシャツを買えませんでした。が、翌日、下山後にTシャツを購入する機会が訪れるのを、この時のわたしは知らない・・・。
当日はあいにく外はガスってしまい、星空は拝めませんでした。
8/12頃にはペルセウス座流星群が見られる(予定)というし、本当は素晴らしい星空を眺められるのでしょう。
とりあえず星空も見られないし、翌日は朝食前に燕岳に登ってご来光を眺めるため4:30出発になるので、早めに就寝です。
到着したばかりはモワッとした暑さが部屋にこもっていましたが、日が落ちて気温が下がってきたせいか、少し過ごしやすい室内になっていたのが幸いでした。
軽い高山病で塞ぎ込んでいたら同じツアーの人が気にかけてくれ、「薬はある?」「深呼吸をして、お水をたくさんとった方が良いよ。」「お水汲んできてあげるよ。」と色々世話を焼いてくれました。
一人参加のツアー中の体調不良で不安になっていましたが、旅は道連れ世は情けを地でいった1日目でした。